会社を縮小させていくのは難しい 

いま不動産業界のなかでも個人向けの収益不動産会社はスルガ銀行問題を発端に厳しい状況にあるようです。

これは金融機関からの融資が出づらいのが起因となっています。一部の某上場企業でもかぼちゃの馬車に関わった会社のように書類改ざん等のニュースが出てからは当然ながら顧客離れが進み経営に苦労をしている様子が見受けられます。

このような状況になると経営層としては一時的には会社の成長戦略を描くのが難しく、逆に現状維持、もしくは縮小させていかなければならないケースも想定しなければなりません。しかしながら現状維持はともかく縮小させるのはとても難しいことです。まず、社員のモチベーションが下がるでしょう。取引先との交渉力も弱まるかもしれません。資金繰りも大変です。他にも弊害となることが色々考えられます。

上記については新聞記事を騒がしている某収益不動産会社を例にあげていますが、事業承継でも同様の問題を検討しなければならないことがあります。人生にライフサイクルがあるように法人にもサイクルはあるからです。そしてどのような経営ストーリーを描くにしても何が起こっても安心出来るように周到に準備しておく必要があるとあらためて私たちも感じているところです。

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