定量分析

(ていりょうぶんせき)

企業活動における定量分析とは

企業の財務諸表や計算書類等の数値を用いて、収益性や安全性、成長性や効率性などを客観的に評価する分析方法です。定量分析をする際には定性分析も同時に行うことが多いです。評価方法や視点が異なりますので、それぞれの特徴を把握することが大切です。
定量分析を行う手法として、ロジスティクス回帰分析や、クラスター分析などがあります。

【定量分析】
メリット:数値や統計資料から分析結果を導くため、科学的根拠に基づいた評価ができます。また、大量のデータから短時間で結果を得られ、根拠に基づいた傾向やパターンを割り出すことができる。
デメリット:主観的な情報や心理が排除されるうえ、情報量や内容次第で分析に手間がかかる場合があります。

企業活動における定性分析とは

財務諸表などの数値以外のものを用いて、企業評価を行う方法です。対象分析には経営理念や組織文化、人材、顧客アンケートなどがあります。

【定性分析】
メリット:企業の強み・弱みを多角的に把握することができる。数値では図れない顧客満足度やニーズ、行動背景などの理解が深まる。
デメリット:分析者の主観が入りやすく、データの公平性が担保されない場合がある。また、顧客アンケートやインタビュー調査において本音を引き出せないことがある。
定性分析を行うフレームワークにはSWOT分析や、3C分析、5C分析、4P分析などがあります。

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