土地活用をしない、という提案もさせて頂きます

GSRコンサルティングでは、相続対策から土地活用を検討されているお客様からの問い合わせを頂きます。

土地活用においては住宅メーカーさんを筆頭として様々な活用方法が提案されます。アパートやマンションを筆頭に、戸建賃貸、倉庫、商業施設、物流施設、老人ホーム、サービス付高齢者住宅、グループホームなど様々なタイプの建築があり、土地所有者様も土地活用においてはどうしたら良いのか頭を悩まされることが多々あると思います。

また、相続対策における土地活用は建築タイプを決めたらお金を借りて建築すればあとは長期間安泰だ、というわけではなく様々なリスクを検証する必要があります。そもそも建てた後に入居者(個人も法人も)が出ていってしまいその後決まりずらい・賃料が下がる問題から、建物の質が低く修繕にお金がかかる、金融機関への返済が厳しくなったなど事業者からの引き渡し後も様々なリスクが存在します。特に今後は皆様もご存じのように世界的な景気後退懸念が高まり長期的な投資環境は厳しさを増しそうです。いままで以上にシビアな決断が必要となるでしょう。

そのようななか当社では、お客様が意思決定をされる前にいくつかの選択肢を提案させて頂きます。そのなかにはアパートだ、マンションだ、老人ホームが良い、などの選択肢のなかに何もしない、という選択肢を入れることも最近は増えてきました。それはなぜかというと、投資してもそれほどの効果がないなら他の選択肢のほうが価値があると判断するからです。詳細は割愛しますが、無理に相続税を圧縮しても土地活用ビジネスとして長期的に収益性などに弱点があるならばそもそもしない、もしくは土地活用意外の代替案をとったようが良いからです。土地活用の検討をされ始めたお客様は時々近視眼的にやらないとダメだ、という状況に陥られている状況を見受ける時もありますが投資だからこそ俯瞰して検証することが肝要です。

何もしない、という提案は、当社のポジショニングだから出来る複数の選択肢のなかのひとつの提案となりますが、今後の経済市況を鑑みるといままで以上に慎重に対応しないと痛い目に合う可能性が出ています。誤った相続対策で痛い目に合わないように当社ではセカンドオピニオンにも対応しています。土地活用において少しでも気になることがありましたらどうぞお気軽にお問合せ下さい。