世界の不動産市場の不況感は日本にも影響を及ぼすのか?

6月あたりから新聞をはじめとするメディアにおいて、世界各国の不動産市場に変調がきていることを知らせるニュースを目にすることが多くなりました。

下記ニュースはそれら記事のうちの一部の情報に過ぎませんが、下記ニュースを見ている限り、欧州、中国、アメリカの一部の不動産など(国によって、商業不動産や、不動産会社の経営状況など個別バラバラではありますが)に関してはそれぞれにおいて厳しい状況が発生していることが見受けられます。

一方で、東京中心部他、一都三県の主要部においての不動産市況は相変わらず旺盛です(※郊外の建売住宅は販売しずらい状況が出ているような話も聞き始めています)。毎日のようにおこなっているディベロッパーの方々との情報交換でも売れ行きが良いのでどんどん仕入れをしたいという意見がいまだに多くを占めています。

私たちは相続や事業承継から派生する不動産取引に関与することが多く、その中でもご売却のサポートが多くを占めていますが、不動産市況が悪化すれば当然ながら売却金額が下がることが予想出来ます。日々、世界のニュースを確認しているものの、1年後の未来予測すら難しくしっかりとしたご提案がしずらい状況が続いていますが、特に不動産の売却をここ数年くらいのスパンで考えている方は日本に限らず世界の不動産市況についても押さえておいても良いのではないでしょうか。

 

事例1
オフィス、世界で空室の山 大都市6割でリーマン超え 金融不安の火種に

 

事例2
HSBCの本社移転、商業用不動産の世界的苦境を象徴

 

事例3
「中国恒大集団」の負債総額47兆円、債務超過に転落

 

事例4
スターウッド、商業用不動産ローン296億円を履行できず-苦境反映

 
※リンク先各メディア情報参照